ウシノホネ ズット
エレベーターを降りると、そこは「昭和」だった。
雑居ビル3Fに出現した「都会の人が考える田舎暮らし」がコンセプトの和食を中心とした新考案料理店。
茶箪笥や飾り棚、おかもち等の古道具や町屋を解体した際の古建具と馴染むよう、新たに作った什器や建具も、使い込んだような味わいのあるペイントを施した。土壁をイメージした塗装、時を経て褪せた、又は飴色に輝いた木製品の中に都会的なフォルムのベンチや椅子が置かれカフェのような軽さと、本物の年代モノが背負った時間の重みとが溶け合った不思議な空間が出来上がった。
設計:久和幸司設計事務所
ロゴ&ビジュアルデザイン:koha*