N邸
【N邸】
元々は蔵を改装して診療所として使われていた建物だったが蔵の部分の瓦・構造部材を使用して「住宅兼アトリエ」の新築建物とした。
大変な手間を掛け、手作業により丁寧に解体を進めていくことにより少しずつ内部が明らかになってくると古の職人達の丁寧な仕事が伺えた 改めて歴史ある建物の重厚さを再認識させられた物件である。
棟の向きを90度回転させた建物正面には瓦職人により修復された大きくて立派な鬼瓦が睨みをきかせて鎮座している。
床・壁・天井の内装材には桐材を用いて吸湿性がありと暖かみのある空間となった。
また1部には天窓から光が1階まで届くよう、エキスパンドメタルの床・階段を用いている。